歯医者に通っただけなのに…15

それからほどなくして入院の日がやってきた。

入院は午後からの予定。

翌日手術なのでシャバのご飯は今日で終わることとなる。

最後に食べておきたいものはたくさんあったが、

病院の近くにあるコメダで家族と食べることにした。

大好きなピザトーストもしばらくおあずけなので

たっぷりと堪能した。

シロノワールも食べておけばよかった…

 

そして病院へ

まず受付をし、歯科の先生のところへ

 

家族と一緒に明日の手術についての説明を聞く

「えーと、入院は2週間の予定です」

 

え!!

 

2週間????

1週間のつもりで仕事とか家事とか録画容量とか調整してきたのに…

もはや手術の説明なんて1ミリも入ってこない。

2週間という言葉がずっと頭の中リフレインしていた。

後に家族に、話入ってなかったでしょと指摘されるほど

動揺していたようだった。

 

その後入院の病棟へ行くよう言われ病棟へ向かう。

病室は4人部屋で私以外は全員おばあちゃん。

窓際で外の景色を見れることだけが救い…

 

それにしても2週間…

長い長い入院生活がはじまろうとしていた

 

つづく

 

歯医者に通っただけなのに…14

いろいろ術前検査がおわり

ホーム(?)の口腔外科に帰ってきた私。

 

先生「お疲れですね…検査で違う病気が色々見つかると滅入りますね」

先生は何でもお見通しだ

先生「一つ言い忘れてましたが」

 

ここまで来たら恐いものはない

先生「術後はしばらく口から食べれないので…」

 

……

 

「鼻から管を入れての経管栄養となります」

 

!!!!!!!!!!!!!

 

けいかんえいよう???

 

鼻から胃まで管を通して、液状の栄養を直接入れる形になります

 

そんな優しい顔でなんでそんな恐ろしいことを!

恐いものはないと思った前言撤回

恐ろしすぎる…

 

軽い気持ちでやろうと決めた手術

ここへきてやめたくなってきた

 

続く

歯医者に通っただけなのに…13

血液内科から有無を言わさず案内された婦人科

 

…気が重い

 

色々と問診票を記入し

重い思い悩んでいるうちに番号を呼ばれる。

 

女性の優しそうな先生だ。

問診票と血液検査を基に問診されるが

やっぱり

ちょっと診せてください

 

きた…

 

本日何度目かの意を決し

診察台へ上がった

 

脚が開かれる

 

器具をつっこまれたり

お腹を押されたり

苦しい時間

 

そして再びの問診

 

筋腫がありますね

ご自分でもお分かりだと思いますが。

 

はい…わかってました。

ここ数年仰向きで寝るのが苦しくて

腹の脂肪かもしれないけど

もしかして…筋腫では??

と思ってはいた。

 

先生「年齢的にも、取るのがいいと思いますが

取るなら開腹ですね」

 

開腹!?

 

腹腔鏡ではできませんかと聞いてみると

 

先生はうなって…どうだろうと。

とりあえず白板症の退院後にMRIを撮って

それからまた相談ですねとのこと。

 

舌の裏の手術どころの話じゃなくなってきました

 

続く

歯医者に通っただけなのに…12

ところで

ずっと放置されていた奥歯の奥が

手術1か月前になって痛みが襲ってきた

 

が、それが親知らずなのか

それとも親知らずの跡にバイキンが侵入したのかわからず

手術の先生に聞いてみた

 

親知らずも一緒に抜くことできますので

ついでにやっちゃいますか?

 

ハンバーガーと一緒にポテトもいかがですかくらいの勢いで

抜歯すすめてくる先生…

 

前回親知らずを抜いたときに1週間はまともに

ご飯たべられなかった。

今回の手術でも1週間はまともに食べられそうにないので

一緒にできるなら願ったりかなったりだ

 

ところが…

レントゲン検査の結果、残ってる親知らずは

完全に横向きに生えていて、しかも歯の根っこは

神経にふれている。

抜くとなるとまずCTで位置を慎重に確認したうえで

抜歯することになるけど、下手をすれば

顔や口が動かなくなる可能性もある。 

今特に支障がなければ、抜く必要はないのではないか

 

結局痛みは抜歯跡であったため

親知らずは永久放置という結論に至った

 

続く

 

歯医者に通っただけなのに…11

血液検査の再検査の日を迎えた。

 

職場の健康診断もあったので

今月3度目の血液採取

何度されても全然慣れない。

だいたい貧血で検査されてるのに、

こんな試験管4本分も取られたらそれだけで

血液なくなっちゃうよ

と心の中でぶつくさつぶやいてるうちに

血液の採取は終了した。

 

そして小1時間程度待ったところで

血液内科の診察となった。

 

先生「赤血球の数も足りないし、大きさも小さい」

例えるなら…

「おにぎりを大量に作らないといけないのに米の量が足りないから

しかたなく小さいおにぎりにしたけどそれでも数が足りてない状態」

 

なんとわかりやすい!

頭の中に食べ盛りの大勢の高校球児が思い浮かんだ

それは球児もお腹すくよね。ごめんね球児たち

 

先生「この貧血の原因をさぐらないといけないので、まずは婦人科を

受診してね。予約しとくから」

 

それと…

 

甲状腺の値が異常なのもちょっとひっかかるから

これも受診したほうがいいから予約いれとくね」

と内分泌科という聞きなれない科に予約が入った。

 

私は無事に手術を受けられるのだろうか

 

続く

 

歯医者に通っただけなのに…10

先生から告げられた再検査

その項目は肺…ではなく血液

 

いやこれには身に覚えしかない

 

ここ10年来ずっと健康診断で要注意状態だった

貧血

医者にかかるほどではないけど気を付けてねって解釈して

ずっとほったらかしだったけど

ここ数年立ちくらみが頻発しサプリがかかせなくなっていた。

 

サッカーでもイエロー3枚で退場なのに、

10枚も放置してたらそりゃ再検査になるわ…

 

この貧血状態では手術するのにはちょっと問題ですと言われ

血液内科を紹介してもらい受診することとなった。

 

続く

歯医者に通っただけなのに…9

仕事と家の段取りをつけて手術に臨むこととなった。

先生から、術日の1か月前になったら、手術ができる体かどうか

一度検査をしましょうと言われた。

 

特に何を検査するのかちゃんと聞いておらず臨んだ検査当日。

ちゃんと聞いていなかったので、

トイレに行ったタイミングで尿検査やったり

苦手な血液採取などメンタル削られる検査が続き

心電図検査を受けていた。

妙に隣の検査室が騒がしく、私はあの人じゃなくてよかったと

思っていたら呼ばれた隣の検査室…

大人しめの先生にクリップのようなもので鼻をつままれ

息を吸ったり吐いたり…

大人しめだった先生が

限界までー!吐いてーーー!吐いてーーーー!!と

絶叫するので、こちらも自然と力がはいる。

こんなに限界まで息を出したのは、コロナ前の某推しのライブで

しぼりだせーーーー!!!!!と言われて叫んだドーム公演以来か

などと考えながら息を整えて無事検査は終了した

 

 

…かに見えた数日後

主治医の先生から検査結果で気になる点があるので

再検査したいのですがと連絡があった

続く